2010年9月25日土曜日

おひさまがしずむよるがくる












「おひさまがしずむよるがくる」(ローラ・ルーク/文 オラ・アイタン/絵 うちだりさこ/訳 福音館書店 1996)

きょうはもうおしまい。遊ぶのもおしまい。お日様は沈み、そとは夕方。夜はすぐそこ。

《よるが きた
 おつきさまが のぞいている
 「さあ ねましょうね」
  かあさんが いうの

 よるが きた
 こおろぎが ないている
 「たのしい ゆめが まってるわ」
 かあさんが いうの》

夕方から夜になり、ぼうやがベッドにつくまでをえがいた絵本です。文章は引用したとおり、静かで詩的なもの。絵を描いたオラ・アイタンはイスラエルのひとで、その絵は落ち着いているにもかかわらず色鮮やかです。そして、色鮮やかにもかかわらず、夕方から夜になる感じがでています。小学校低学年向き。

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