2011年12月15日木曜日

ゆきのひ











「ゆきのひ」(エズラ=ジャック=キーツ/作 きじまはじめ/訳 偕成社 1990)

冬のある朝、ピーターは目をさまして窓の外をみると、どこを見ても雪が積もっていました。朝ごはんを食べてから、マントを着て外に飛びだしたピーターは、雪の上を、つま先を外にむけて歩いたり、なかにむけて歩いたりしました。

ピーターは、足を引きずって線をつくったり、棒で木に積もっている雪を落としたり、雪だるまをつくったり、天使のかたちをつくったりします──。

雪の日の、ピーターの1日をえがいた絵本です。絵はコラージュで表現されています。このあと、家に帰ったピーターは、お風呂のなかで、きょうなにをしたか、何回も思い出します。だれしもが思い当たる雪の日を、鮮やかにとらえられた一冊です。1963年度コールデコット賞受賞。小学校低学年向き。

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