2011年2月26日土曜日

どろんここぶた












「どろんここぶた」(アーノルド・ローベル/作 岸田衿子/訳 文化出版局 1978)

お百姓さんのうちのブタ小屋に住んでいた子ブタは、食べるのも、駆けまわるのも、眠るのも大好きでした。でも、なによりも好きなのは、柔らかーいどろんこのなかに、すわったまま沈んでいくことでした。ところがある朝、大そうじをはじめたおばあさんが、掃除機で泥を吸いとってしまいました。怒った子ブタは、夜になると、うちをとことこ出ていきました。

逃げだした子ブタは、沼をみつけ、さっそくからだを浸します。が、怖いヘビにおどかされて、別のどろんこを探しにいきます。大きな町にやってきた子ブタは、そこで素敵などろんこをみつけるのですが──。

どろんこが大好きな子ブタのお話です。子ブタが町でみつけたどろんこは、じつはコンクリートでした。子ブタは気がつくと、身うごきがとれなくなってしまって…と、物語は続きます。もちろん、最後にはハッピーエンドが待っています。小学校低学年向き。

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