2009年5月17日日曜日

100まんびきのねこ










「100まんびきのねこ」(ワンダ・ガアグ/文・絵 福音館書店 1980)

昔、あるところに、とても年をとったおじいさんとおばあさんがいました。 ふたりはきれいな家に住んでいましたが、たいそうさびしい思いをしていました。 猫が一匹いたらねえ、というおばあさんのために、おじいさんは猫をさがしにでかけました。 長いあいだ歩いて、おじいさんは、とうとう猫でいっぱいの丘にでました。 その丘には、なんと、一万、一億、一兆匹の猫がいたのです。

お話会の定番絵本のひとつです。 絵は小さく、白黒。話は少し長めです。童心社から紙芝居もでていますが、絵を描いたひとがちがいます。 小学校低学年向き。

余談ですが、子どものころ好きだったこの本を、図書館でみつけてみたら、「白黒だったんだ…!」 と、驚いたという話を聞いたことがあります。 そのひとの記憶では、カラーになっていたのだそう。 記憶のなかで美化される絵本は、まず間違いなく素晴らしい絵本だといえるのではないでしょうか。

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