2012年1月23日月曜日

ねこのオーランドー












「ねこのオーランドー」(キャスリーン・ヘイル/作 脇明子/訳 福音館書店 1992)

オーランドーは、とってもきれいなマーマレード色のネコでした。奥さんのグレイスとのあいだには、小さな子ネコが3匹いました。三毛猫がパンジー、真っ白なのがブランシュ、石炭みたいに真っ黒なのがティンクルといいました。オーランドーは一家そろってキャンプにいきたいと思っていました。「おまえが留守になったらネズミどもがどんな悪さをするか考えてもごらん」と、ご主人はいいましたが、オーランドーが頑張るので、とうとうご主人はテントをひとつ注文しました。

一家は車に乗りこんでキャンプにでかけます。テントを張るのにいい場所をみつけ、魚をつかまえたり、ハイキングにいったり、お絵かきをしたり、キャンプファイアをしたりと楽しくすごします。

タテ37センチ、ヨコ27センチの、とても大きな絵本です。作者のキャスリーン・ヘイルは、自分の飼い猫をモデルに本書を描いたそうで、ネコのしぐさがじつによくとらえられています。キャンプにでかけたオーランドー一家は、日々を楽しくすごすことに余念がありません。そんな幸福な毎日がていねいにえがかれています。小学校中学年向き。

0 件のコメント:

コメントを投稿