「わたしの庭のバラの花」(アーノルド・ローベル/文 アニタ・ローベル/絵 松井るり子/訳 セーラー出版 1993)
《これはわたしの庭の
バラの花でねむるハチ。
これはわたしの庭のバラの花でねむる
ハチに日かげをつくっている
すっとのびたタチアオイ。
これはわたしの庭のバラの花でねむる
ハチに日かげをつくっている
すっとのびたタチアオイのわきの
まるいオレンジいろのきんせんか。》
作者たちは夫婦。アーノルド・ローベルは「がまくんとかえるくん」シリーズや、「とうさんおはなしして」の作者、奥さんのアニタ・ローベルはの「ちいさな木ぼりのおひゃくしょうさん」などの作者です。本書は、マザーグースの「これはジャックのたてたいえ」や、「これはのみのぴこ」のような、積み上げ歌の絵本です。最後、積み木がくずれるように、なにもかもご破産になって、また最初にもどります。ラストの展開に驚いてしまう一冊です。小学校中学年向き。
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