2012年7月12日木曜日

ブレーメンのおんがくたい











「ブレーメンのおんがくたい」(グリム/原作 ハンス・フィッシャー/作 せたていじ/訳 福音館書店 1980)

昔、あるところに1匹のロバがいました。からだが弱って、だんだん仕事ができなくなってきたので、もうこれ以上エサをやることはないと飼い主は思っていました。それに気がついたロバは、町の音楽隊に入れてもらおうと、家を飛びだし、ブレーメンの町をめざしてでかけました。

ブレーメンにいく途中、ロバは年をとったイヌと、ネズミのとれなくなったネコ、スープにされそうなオンドリと出会い、みんなでブレーメンの町をめざします。

ご存知、「ブレーメンの音楽隊」のお話です。「ブレーメンの音楽隊」の絵本はいくつもありますが、本書が代表作でしょう。このあと、夜になり、大きな木の下で休むことにした一行は家をみつけ、いってみるとそこにはドロボウたちがいて…と、お話は続きます。フィッシャーの軽妙な絵はここでも健在。お話をよく引き立てています。小学校低学年向き。

0 件のコメント:

コメントを投稿