「はなをくんくん」(ルース・クラウス/文 マーク・サイモント/絵 きじまはじめ/訳 福音館書店 1967)
〈ゆきが ふってるよ。
のねずみが ねむっているよ。
くまが ねむっているよ。
ちっちゃな かたつむりが からの
なかで ねむっているよ。
りすが きのなかで ねむってるよ。
やまねずみ(ウッドチャック)が
じめんのなかで ねむってるよ。〉
ルース・クラウスは、夫のクロケット・ジョンソンとともにつくった「にんじんのたね」や「はろるど」シリーズで高名です。また、マーク・サイモントは「オーケストラ105人」や「のら犬ウィリー」の作者です。このあと、動物たちは、いっせいに目をさまし、鼻をくんくんさせながら一目散に駆けていきます。駆けていった先には、一体なにがあるのでしょう…。絵は、白黒の2色。雪景色と動物たちが、あたたかみをもってえがかれています。そして、最後に一箇所、黄色がつかわれています。小学校低学年向き。
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