「たんじょうび」(ハンス・フィッシャー/作 福音館書店 1979)
森のそばの野原に、リゼッテおばあちゃんの家がありました。おばあちゃんは、オンドリを1羽、メンドリを6羽、アヒルを7羽、ウサギを8匹、それにヤギを1匹飼っていました。それから、マウリとルリという2匹のネコと、ベロという犬がいました。マウリとルリとベロは、うちの仕事もしましたが、ついでにいたずらもやりました。
さて、76歳の誕生日を迎えたおばあちゃんは、村へ買いものにいき、牧師さんの家で少しおしゃべりしてこようとでかけていきます。そこで、ベロとマウリとルリは、おばあちゃんの誕生日のお祝いをしようと、動物たちをあつめます──。
「ながぐつをはいたねこ」などで名高い、フィッシャーによる絵本です。絵は、軽妙な線でえがかれ、ところどころ着色されたもの。文章は現在形を多用し、絵と同様、いきいきしています。。このあと、ウサギたちはロウソクを76本買いにいき、メンドリたちはタマゴを36個生み、ヤギはテーブルに飾る花をつみ、マウリとルリとベロはケーキを焼いて…と、お祝いの準備をします。最後のページにいる子ネコは、きっと「こねこのぴっち」にでてくる、ぴっちなのでしょう。小学校低学年向き。
0 件のコメント:
コメントを投稿