2012年1月26日木曜日

ききゅうにのったこねこ












「ききゅうにのったこねこ」(マーガレット・ワイズ・ブラウン/作 レナード・ワイスガード/絵 こみやゆう/訳 長崎出版 2011)

昔、あるところに1匹の子ネコがいました。その子ネコは、ネズミに追いかけられてばかりいました。ある日、子ネコは、ネズミのいない、高い木があって空気のきれいな森をめざし、気球に飛び乗りました。

気球は林を越え、海を越え、谷や丘や線路を越え、嵐や大きな町を越えて飛んでいきます。

気球に乗ったネコというと、ヘンリーが思い出されます。「ヘンリー」はリアリティのある筆致でえがかれた絵本でしたが、こちらは詩的にえがかれています。絵は、カラーと白黒の画面が交互にくる構成。最後、子ネコは望みどおり、高い木がたくさんある、空気のきれいな森に到着します。小学校低学年向き。

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