「おひさまがしずむよるがくる」(ローラ・ルーク/文 オラ・アイタン/絵 うちだりさこ/訳 福音館書店 1996)
きょうはもうおしまい。遊ぶのもおしまい。お日様は沈み、そとは夕方。夜はすぐそこ。
《よるが きた
おつきさまが のぞいている
「さあ ねましょうね」
かあさんが いうの
よるが きた
こおろぎが ないている
「たのしい ゆめが まってるわ」
かあさんが いうの》
夕方から夜になり、ぼうやがベッドにつくまでをえがいた絵本です。文章は引用したとおり、静かで詩的なもの。絵を描いたオラ・アイタンはイスラエルのひとで、その絵は落ち着いているにもかかわらず色鮮やかです。そして、色鮮やかにもかかわらず、夕方から夜になる感じがでています。小学校低学年向き。
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