「へんてこへんてこ」(長新太/作 佼成出版社 1988)
森を通ってずっといった山のなかに、川があり、そこに橋がありました。その橋を渡ると、からだがニューッと伸びてしまうので、人間たちは怖がって、橋を渡りませんでした。ネコがその橋を渡ると、ネーコーという感じになりました。橋を渡りきると、ネコのからだはスーッと元通りになりました。
動物たちは次つぎに橋を渡り、イヌはイーヌーに、タヌキはターヌーキーに、ブタはブーターになってしまいます。
「ごろごろにゃーん」などで高名な長新太による絵本です。絵は、ぺたぺたという感じで塗られた水彩。このあとはくり返しです。ゾウがきて、トリが降りてきて、夕方になると星が降りてきます。タイトル通りのへんてこさですが、不思議におだやかな感じのする一冊です。小学校低学年向き。
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