「しゃっくりがいこつ」(マージェリー・カイラー/作 S.D.シンドラー/絵 黒宮純子/訳 セーラー出版 2004)
目がさめると、ガイコツはしゃっくりがでていました。いつものようにシャワーを浴び、歯をみがいて、骨のお手入れをしても、しゃっくりはとまりません。ハロウィーンのカボチャ提灯づくりをして、落葉かきをして、オバケとキャッチボールをしても、まだしゃっくりはとまりません。
ガイコツは、オバケのアドバイスを聞き、しゃっくりをとめるさまざまな方法をためすのですが──。
絵を描いたシンドラーは「マグナス・マクシマス、なんでもはかります」を描いたひと。写実的な作風ですが、本書では、しゃっくりのとまらないガイコツをユーモラスにえがいています。このあと、ガイコツは友だちのオバケのいうがままに、息をとめてみたり、砂糖を食べてみたり、指で目玉を押してみたり、逆立ちして水を飲んでみたりしてます。逆立ちして水を飲むと、目から水がこぼれ落ちてしまったりする、ナンセンスな展開がおかしい一冊です。小学校低学年向き。
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