2011年11月25日金曜日

アイラのおとまり












「アイラのおとまり」(バーナード・ウェーバー/作・絵 まえざわあきえ/訳 ひさかたチャイルド 2009)

となりのレジーに、泊まりにおいでよといわれ、アイラはとても喜びました。でも、アイラのお姉ちゃんはいいました。「アイラは、赤ちゃんのときから、あのクマのぬいぐるみと寝てるじゃない。ほんとにひとりぼっちで寝られるのかしらねええええ」。

クマちゃんをもっていったら、赤ちゃんみたいだとレジーに笑われるかもしれません。お父さんやお母さんは、「レジーは笑わないからつれていったら」といいますが、お姉ちゃんは「笑うよ」といいます。そこで、さんざん悩んだアイラは──。

お泊まりにいくとき、ぬいぐるみのクマをもっていくかどうかで悩むアイラのお話です。本文は、〈ぼく〉というアイラの一人称。作者のバーナード・ウェーバーは、「ワニのライル」シリーズの作者として高名です。物語はこのあと、ぬいぐるみをもっていかないときめたアイラに、意外なことが起こります。はじめてのお泊まりの不安と楽しさをえがいた読物絵本です。小学校中学年向き。

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