「クリスマスのおくりもの」(ジョン・バーニンガム/作 長田弘/訳 ほるぷ出版 1993)
クリスマス・イブの夜、おじいさんサンタとトナカイたちは、やっとうちにもどってきました。トナカイたちをベッドに寝かしつけ、自分もベッドに入ろうとしたとき、おじいさんサンタは、贈りものがまだひとつ袋のなかに残っているのをみつけました。それは、ハービー・スラムヘンバーガーへの贈りものでした。
おじいさんサンタは、贈りものを届けるため、飛行機、自動車、バイク、スキー、それに登山家のロープをつたって、ハービー・スラムヘンバーガーの住む、ずっとずっと遠くはなれたロリーポリー山のてっぺんにむかいます。
おじいさんサンタが、出会ったひとたちに助けをもとめると、そのひとたちは気さくに手を貸してくれます。ですが、途中でトラブルが起こり、また別のひとに助けをもとめます。絵は、コラージュを効果的につかったもの。おじいさんサンタが、世界の果てのようなところで暮らしているのがよくわかります。ちゃんと、おじいさんサンタの帰り道について描かれているのも楽しいです。小学校低学年向き。
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