「ふゆめがっしょうだん」(富成忠夫/写真 茂木透/写真 長新太/文 福音館書店 1991)
《みんなは
みんなは
きのめだよ
はるに なれば
はが でて はなが さく》
冬の木の芽の写真を、絵本に仕立てた1冊です。冬の木の芽は、なんとなく顔のようにみえます。ですが、巻末の文章によれば、顔のようにみえる部分は落葉した葉の柄がついていた跡で、顔の上にあるのが冬芽なのだそうです。また、巻末には、それぞれの木の名前が載せられています。長新太さんによる文章はリズミカル。なにより素晴らしいのはタイトルでしょう。この絵本を知ると冬芽をみるたびに、合唱団のことを思わずにはいられなくなります。小学校低学年向き。
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