「まじょのかんづめ」(佐々木マキ/作 福音館書店 1999)
女の子と犬が、いつものように森へ遊びにいくと、見たことのない家が建っていました。窓からそっとのぞいてみると、なにか彫刻のようなものが置いてあるのがみえました。女の子と犬が、家のなかに入ってみると、どこからか、「たすけてくれえ」というちっちゃな声が聞こえてきました。
声は、台所にあるかんづめから聞こえてきます。そこで、女の子が缶切りをつかって、かんづめをひとつ開けてみると、なかから象があらわれれます。次のかんづめを開けるとクマが、その次はブタが。いったい、だれがこんなことをしたのでしょう──。
佐々木マキさんの、シンプルかつユーモラスな絵が楽しい一冊です。バーゲンにでかけていて家を留守にしていたとおぼしき魔女も憎めません。小学校低学年向き。
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