「せかいいちゆうめいなフレッド」(ポージー・シモンズ/作 かけがわやすこ/訳 佑学社 1988)
ソフィーとニックのうちで飼っていた、ネコのフレッドが死んでしまいました。フレッドはいつも寝てばかりいて、でも、だれからも好かれていたネコでした。ソフィーとニックは、お父さんとお母さんと一緒に、ニックを庭のすみに埋めてやりました。その晩、ソフィーはネコの鳴き声で目をさましました。みると、庭にシルクハットをかぶり、喪章をつけたネコがいました。
シルクハットをかぶったネコは、スペディングさんちのジンジャー。これからみんなでフレッドのお葬式にいくところです。フレッドは、じつはネコのあいだでは世界一有名な歌手だったのです。ソフィーとニックは、大勢のネコと一緒に、フレッドのお葬式に出席します。
コマ割された、マンガ風の絵本です。絵もユーモラスな味わいのマンガ風の絵。重いテーマを、軽妙さを失わずにえがいています。小学校中学年向き。
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