2010年7月1日木曜日

ふしぎなバイオリン












「ふしぎなバイオリン」(クェンティン・ブレイク/文・絵 谷川俊太郎/訳 岩波書店 1980)

ある日、パトリックはバイオリンを買いに町へいきました。なけなしの銀貨をはたいてバイオリンを買うと、さっそく池のほとりで弾いてみました。すると、なんとも不思議なことが起こりました。色とりどりの魚が池からとびだし、空をとびまわり、バイオリンにあわせて歌をうたいだしたのです。

パトリックがバイオリンを弾くと、女の子のリボンや男の子の靴ひもは大きくなり、木の葉はきれいな色になり、果物の代わりにお菓子が実って、鳥も牛もホームレスも病気のおじさんも、みんな明るくカラフルになっていきます。クウェンティ・ブレイクの絵柄によくあった、にぎやかで楽しい絵本です。小学校低学年向き。

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