「はるになったら」(シャーロット・ゾロトウ/文 ガース・ウィリアムズ/絵 おびかゆうこ/訳 徳間書店 2003)
ある日、小さな女の子が、小さな妹にいいました。はるになったら、お花をたくさん摘んできて、花畑をつくってあげる。雪がいっぱい積もったら、雪だるまをつくってあげる──。
小さいお姉さんが、小さい弟に、あれこれしてあげることを考える…という絵本です。映画にいったら歌をおぼえてきてあげる、夢におばけがでてきたら助けにいくわと、してあげることはまだまだ続きます。ガース・ウィリアムズの、リアリティのある繊細な絵と、ゾロトウの文章が、読む者を柔らかな気持ちにしてくれます。なお、この本は「のはらにおはながさきはじめたら」(きやまともこ/訳 福武書店 1984)というタイトルの旧版があります。小学校低学年向き。
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