2013年5月28日火曜日

ゆうこのキャベツぼうし















「ゆうこのキャベツぼうし」(やまわきゆりこ/作 福音館書店 2008)

ゆうこが畑のそばを歩いていると、畑のおばさんが大きなキャベツをくれました。キャベツをかかえて歩いていると、お日様が照ってきたので、キャベツの葉っぱを1枚はがし、帽子にしてかぶりました。でも、キャベツは大きすぎて、前がよくみえなくなり、どしん!とこぐまにぶつかってしまいました。

ゆうこはこぐまに、「こぐまさんもかぶる?」と訊くと、こぐまは「うん、かぶりたい」とこたえます。こぐまもキャベツ帽子をかぶって、2人で歩いていくと、こんどはこぶたちゃんとつねこちゃんに出会って──。

作者のやまわきゆりこさんは、「ぐりとぐら」の画家として高名です。このあと、うさぎとも会い、みんなでキャベツ帽子をかぶって、おおかみおにをして遊びます。すると、本物のおおかみがあわられて──と、お話は続きます。やまわきゆりこさんらしい、やさしいお話の絵本です。小学校低学年向き。

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