「おそざきのレオ」(ロバート・クラウス/文 ホセ・アルエゴ/絵 今村葦子/訳 あすなろ書房 1997)
トラの子どもレオは、なにをするのもへたくそでした。読むこともできませんし、字を書くこともできません。お絵かきもできませんし、食べるのはへたくそですし、、話すこともできません。「この子はどうなっっているんだ」と、お父さんがいうと、お母さんはこたえました。「この子は遅咲きの花なの。あとで立派な花が咲きますよ」
お父さんは、レオの花が咲くしるしを見つけようと、毎日レオをそっと見守るのですが──。
なんにもできなかった子が、いろいろできるようになる、遅咲きのトラの子レオのお話です。絵は、ふにゃふにゃした描線の、漫画風のもの。心配性のお父さんが、レオを見守るさまがおかしいです。小学校低学年向き。
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