「みみずのオッサン」(長新太/作 童心社 2003)
「オッサン」という名前のミミズが散歩にでかけると、ドシーンと空からなにかが落ちてきました。これは一体何でしょう? ペンキです。大変、ペンキをつくる工場が爆発したのです。さらに、絵の具とクレヨンの工場も爆発してしまい、お母さんもお父さんも、カレーライスもハンバーグも、いろんな動物たちも、ベタベタのドロドロになってしまうのですが──。
長新太さん、晩年の作品です。目にまぶしいピンクと、手書きの文字がじつに印象的です。このあとの展開には唖然とするばかり。読み終えると、大きな時間が流れたような気がする不思議な一冊です。小学校低学年向き。
0 件のコメント:
コメントを投稿