2013年4月23日火曜日
さかさんぼの日
「さかさんぼの日」(ルース・クラウス/文 マーク・シーモント/絵 三原泉/訳 偕成社 2012)
朝、ベッドからでた男の子は、「きょうは『さかさんぼの日』にしよう」と思いつきました。パジャマを脱ぐと、まずコートを着て、その上にズボンをはき、上着を着ました。それから、ズボンの上にパンツをはいて、上着の上にシャツを着ました。
男の子は靴をはき、その上に靴下をはきます。そして、「さかさんぼに歩かなくちゃ」と、後ろ向きに、そろーりそろりと階段を下りていきます──。
ルース・クラウスとマーク・シーモントは、「はなをくんくん」の作者。本書は、タイトル通り、なんでもさかさにしようと思いついた男の子のお話です。このあと、男の子は食卓にいき、お父さんの椅子に後ろ向きにすわり、お父さんのナプキンを後ろのえりに挟みます。すると、お父さんがやってきて、男の子は「パパ、おやすみ!」と挨拶をします。男の子の思いつきに、家族がつきあうところが愉快です。小学校低学年向き。
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