「もう一羽のがちょう」(ジュディス・カー/作 まつかわまゆみ/訳 評論社 2002)
カテリーナのすむ池には、ほかにガチョウはいませんでした。カテリーナはいつもさびしい思いをしていました。ところがある日、カテリーナはもう一羽のガチョウをみつけました。そのガチョウは、ピカピカ光る車のドアにいました。
車のドアにうつった自分の影を仲間だと思ったカテリーナは、「いつかきっとでてきてくれるわよ」と思います。そして、クリスマスイヴ、雪に包まれた車をみたカテリーナは、「とうとうでてきてくれたんだ」と喜ぶのですが──。
作者のジュディス・カーは、「おちゃのじかんにきたとら」の作者として高名です。絵は色鉛筆でえがかれたもの。このあと、車からでてきた仲間をさがしにでかけたカテリーナは、思わぬ事件にでくわします。小学校中学年向き。
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