「またもりへ」(マリー・ホール・エッツ/作 まさきるりこ/訳 福音館書店 1992)
あんまり森がさわがしいので、〈ぼく〉は森にみにいってみました。すると、動物たちがこれから自分の得意なことをして、だれがいちばんいいか腕くらべをするところでした。呼びだし係になった〈ぼく〉がラッパを吹くと、まずキリンがでてきて、長く長く首をのばしました。それをみて、年をとったゾウは、「よろしい、なかなかよろしい」といいました。
このあと、ライオン、サル、クマ、カバ、アヒル、ネズミとヘビ、オウム、ゾウ、そして〈ぼく〉が、それぞれ得意なことを披露します。
「もりのなか」の続編にあたる一冊です。といっても、趣向が同じだけで、話は独立しています。動物たちの腕くらべが大変楽しく、また「もりのなか」同様、ラストがとても秀逸です。小学校低学年向き。
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