「ゆきのうえのあしあと」(ウォン・ハーバート・イー/作 福本友美子/訳 ひさかたチャイルド 2008)
雪の上に、足跡がついているのを、女の子がみつけました。一体だれの足跡でしょう。女の子はコートを着て、手袋をはめ、外にでて足跡を追いかけます。
足跡は、ウサギのよりか大きいですが、クマではありません。冬、クマは寝ています。アヒルはもういませんし、ウッドチャックだって昼も夜も穴のなかで寝ています。女の子は足跡を追いかけ、森のなかへ入っていきます──。
絵は、おそらく色鉛筆で描かれた柔らかみのあるもの。足跡を追いかける女の子のしぐさが、ていねいに描かれています。最後、女の子はついに足跡の主をみつけますが、その正体が洒落ています。小学校低学年向き。
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