「しりたがりやのふくろうぼうや」(マイク・サラー/作 デービッド・ビースナー/絵 せなあいこ/訳 評論社 1992)
フクロウのアウリーぼうやは大変な知りたがり屋でした。ある夜、ぼうやはお母さんにたずねました。「お空には、どれくらいお星さまがあるの?」「かぞえてごらん」と、お母さんはいいました。ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ…と、ぼうやは星を数えはじめました。
明けがたまで星を数えたぼうやに、「お星さまはいくつあった?」と、お母さんがたずねると、ぼうやは目をしばしばさせていいました。「数え切れないくらいあったの」
このあと、ぼうやは空の高さをたしかめようとしたり、波の数をかぞえてみようとしたりします。絵は、柔らかみと臨場感をかねそなえた水彩画。作者のデービッド・ビーズナーは、ディビッド・ウィーズナーと同一人物のようです。絵と同様、話もあたたかみのある一冊です。小学校低学年向き。
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