2010年5月11日火曜日

うえにはなあにしたにはなあに









「うえにはなあにしたにはなあに」(ローラ M.シェーファー/文 バーバラ バッシュ/絵 木坂涼/訳 福音館書店 2008)

本書は、タテにして読む絵本。
「もぐらの頭の上にはなにがある?」
ページをめくると──「土がある」。
根っこの上には草があり、「草の上にはなにがある?」
ページをめくると──「ぴょーんとはねてる足がある」。

どんどん上にいって、ついにはお月さままで。すると、こんどは本をひっくり返して、「月の下にはなにがある?」と、下へ下へと続きます。

たんに、上には(下には)なにがあるのか並べただけでなく、カエルがヘビから逃げているところなど、ドラマチックな展開があるのが楽しいです。絵は、おそらくパステルで描かれたもの。タテ長の画面を生かした、臨場感のある絵が魅力的です。お話会向けの一冊といえるでしょう。小学校低学年向き。

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