2013年2月26日火曜日
うさぎのにんじん
「うさぎのにんじん」(なかがわりえこ/文 やまわきゆりこ/絵 ブッキング 2008)
なにができるかしら──と、ウサギが畑に種をまくと、ニンジンがたくさんとれました。アヒルやブタやゾウと一緒に、ひと口ニンジンを食べたら、からだの色がすっかりニンジン色になってしまいました。
ウサギは、からだをタオルで拭いたり、せっけんで洗ったりします。でも、ニンジン色はとれません──。
中川季枝子さんと山脇百合子さんは、「ぐりとぐら」をつくったひとたち。本書も、「ぐりとぐら」同様、親しみやすい作品になっています。さて、ほかの動物たちは、からだがニンジン色になっても気にしません。「このニンジンとても美味しいんですもの」と、食べ続けます。そして、お腹いっぱいになって、「ごちそうさま」というと──。幼児向き。
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